ノイズキラーコンデンサー


 

ブラシモーターは,回転する時にブラシとコミュテーターが接触するため,高周波のノイズを発生します.
このノイズは,受信機の動作に悪影響を与えます.従って,このノイズを取り除く必要があります.
そこで,一般的に使われるのがノイズキラーコンデンサと呼ばれる手法です.バイパスコンデンサ(パスコン)ともいえます.
高周波を効率的に”吸収”してくれる特性のある積層セラミックコンデンサを,端子間に接続します.
コンデンサは(電解コンデンサではない)極性がありません.また,直流は流れません.
従って,+〜−端子間をショートするように接続しても問題ありません.しかし,耐電圧には注意が必要です.
モーターのサイズや,回転数などによってコンデンサの接続方法が変わるようです.
一般的に,1つより2つ,2つより3つ付ける方がいいようです.
メーカーがコンデンサを付けてリリースしている,複数の例をあげてみますので,自分で付ける場合の参考にしてください.
自分で接続する際の注意点として調べた結果をいくつかあげてみます.
  • 一般的に安価で性能がいいのは,積層セラミックコンデンサのようです.
  • 容量が大きいからいいと言うことはない.
  • ハンダ付けの時に高温で長時間行わない(あまり熱に強くはないようです)
  • なるべく足は短くする.(長いと磁界を生じるらしいです)
  • 耐圧に注意する(安全率を見て高めのものを選択する)
  • 「RC Car Trend」さんのこのページは大変ためになります.
280クラスの電動飛行機が,京商やユニオンで発売された頃のモーターがありましたので,そのころのものを含めてご紹介します.
メーカーさんが実験した結果,良好である接続方法なのだと思います.参考になるでしょう.

2005.11.13 追記

京商のビッグフット「BIG BOSS」です.
15年以上も前のキットですが,今でも時々走らせます.

0.022μF1本を,端子間に接続しています.
540系ストックモーターです.

京商の1/9シリーズ,ポルシェフラットノーズです.

540系ストックモーターです.
16V47μFの電解コンデンサーが1個,端子間に接続されています.

京商のピュア10EPだったかと・・・
ベルトドライブ4WDの,ロータスエリーゼです.

なんとびっくり,コンデンサではなく,抵抗がついています.
キットにはモーターが付属していないので,タミヤのモーターを別途購入した物です.
型番等詳細は記録が残っていませんが,たぶん当時の雑誌でお薦めの物だと思います.
これもノイズキラーなのでしょうか???
プロポが27MHzAMなのですが,そこそこ遠くまでやっても大丈夫です.
向きがわからないくらいの距離では,ノーコン気味になります.

これまた15年以上も前のキットです.
マクラーレン・ホンダが常勝だった頃です.
もちろんパイロットはセナです.
実はこの車,一回も走っていません.
ロードクリアランスが小さいので,走らせる場所がないんです.

ストックモーターではないからでしょうか?
耐圧は16Vではなく,50Vです.
容量は,47μFではなく,4.7μFの電解コンデンサです.

おなじみ,EPコンセプト初号機です.
ほんのちょっと浮いただけで,その後お蔵入りです.

16V47μF電解コンデンサが,端子間に1個接続されています.

ABC HOBBYのチェーサー1882というEPボートです.
540系モーターを2基がけの,プロップライドシステムです.

0.001μFのフィルムコンデンサが,端子〜モーターカンに両極で接続されています.
さらに,16V47μFの電解コンデンサが,端子間に接続されています.
こういう使い方もあるのですね.

 


 

秋月通商で通販購入してものです.
積層セラミックコンデンサー 0.1μF 50V(10個入) ¥100

左のコンデンサの拡大です.
104という数値は,0.1μFを意味します.

FK-180SH に上記コンデンサをハンダ付けしました.
本当はもっと足を短くするべきですが・・・
モータカンにハンダ付けするには,ある程度大きなW数のハンダコテが必要となります.
そこでコンデンサの保護を考えて,長めにしました.

左と同じモーターを使ったギアダウンユニットです.
メーカーがハンダ付けした物です.容量は0.047μです.
モーターカンの真ん中に付けているのがちょっと斬新でした.
で,左のハンダ付けでは真似しました.

おなじみユニオンニューターボ用の(昔のですが)モーターです.
+極からモータカンにジャンパ線が出ているのが興味深いです.
容量は0.01μFです.

これもおなじみ,GWS50XCです.
積層ではないセラミックコンデンサのようです.
小さいモーターなので,1個で足りるとの判断なのでしょうか・・・

京商の(ハングオンレーサー)バイク用のモーター「ル・マンDM20」です.
当時画期的で,感動したことを覚えています.
今でも走行可能状態で保存してあります.
プチファンタジーというEP機の,ギアダウン用としても使われていました.
かなりの電流喰いです.

左のモーターをベアリング仕様にした物です.
やはり,高性能モーターは,コンデンサが増えているのがわかります.
223と読めるので,0.022μFであることを意味します.

GWS EPS-300C です.
このクラス(370クラス)でこのコンデンサ2つで十分との,メーカーの判断なのですね.
モーターがある程度大きいので,小型の積層セラミックを使っていないのでしょうね.値段も安いのかな?

ユニオンモデルのJr.バードという,双発プッシャー機のモーターです.

KAVANのBloddy Mary という機体に付属するギアダウンユニットの,280クラスモーターです.
青いのは,私が後から付けたものです.
メーカーでは,2つ付けているのがわかります.
コードに隠れて見えませんが,コンデンサの足は両方あわせてモーターカンにハンダ付けされています.

エアサプライ製(サガミ)の280クラスモーターです.
カーボンブラシが交換できるタイプです.
当時,高性能モーターとして人気がありました.
カーボンが削れてコンデンサに付着していますね.

これはちょっと大きめの380クラスです.
Shinwaのギアダウンユニットに使われているものです.(知る人ぞ知る!)
これも,ずいぶん昔のモーターユニットです.
モーターコードの太さに比べて,小さく感じますね.
足が最短で,さすがです.
スポット溶接でしょうか・・・
容量は4700pF(0.0047μF)です.